現在、「10人の法則」(西田文郎著、現代書林)という本を読んでいます。
3分の2ほど読み終えたところですが、とても印象に残った部分がありました。
それは30歳で突然目の病気になり、盲目になった元経営者の稲葉統也さんに関することです。
失明し、自暴自棄となり、絶望から自殺をすることも考えた稲葉さんが、家族の絆を通して、「盲目」という現実を受け入れ、その後の数々の偉業を成し遂げました。
その偉業とは、失明後に初めて習い始めた柔道競技で、2000年のシドニーオリンピック日本代表に選ばれ、5位に入賞。
柔道のない国体身障者大会ではハンドボール投げと、砲丸投げで5年連続優勝を果たしました。
自分を支える家族の一生懸命な姿にふれて、絶望している自分の愚かさに気づいたと述べています。
稲葉さんの転機は健常者の時には見えなかった「感謝の力」だったと書かれています。
感謝の力が自分を変え、周りの人を変え、そして現実を自分の望む方向へ変えていくのだと、改めてうなずかされました。
感謝にまつわる本は、書店でも多く発刊されており、私も数冊読んだことがあります。
「感謝の言葉には自分の未来を変える力がある。」
そのことを大切にしながら、気持ちを込めて使いたいですし、感謝の言葉に見合う言動を心がけたいと思います。
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